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2009年9月

2009年9月18日 (金)

甲状腺機能低下症とは?

甲状腺機能低下症は、甲状腺ホルモンが減少することによって生じる病気で、全身の新陳代謝が低下しますが、甲状腺ホルモン薬を服用することでほぼ完全に症状が消えます。

甲状腺機能低下症では、甲状腺ホルモンが減少するため、新陳代謝が低下して身体が不活発になります。疲れやすく、倦怠感を感じることが多くなります。

また目立つ症状としては、顔や手足にむくみ(浮腫)が生じます。この甲状腺機能低下症のむくみ(浮腫)は特徴的で、指で押しても跡を残しません。そのため「粘液水腫」と呼ばれます。

特に、まぶたや額、唇にむくみ(浮腫)が生じると、「粘液水腫顔貌(ねんえきすいしゅがんぼう)」と呼ばれる独特の顔つきになります。また、声門部にむくみ(浮腫)が生じると、声がしわがれます。

さらに心臓にむくみ(浮腫)が生じることもあります。 心臓のむくみ(浮腫)が生じると、胸部X線撮影や心電図に異常が現れます。

精神的に鈍磨して、物忘れがひどくなるなどの症状が現れることから、全体としてぼおーっとした印象になります。

甲状腺の病気では甲状腺ホルモン薬を永続的に服用する場合は、勝手に中止してはいけません。甲状腺機能低下症がひどくなると粘液水種性昏睡という危険な状態になります。

甲状腺機能低下症になると、精神活動が不活発になることから、患者さんご本人は、このような症状があっても自分から申し出ないことがあります。

そのため、周囲の方々やご家族が注意し、疑わしい症状が見られたら、医師のもとへ連れて行くなどの配慮をしてあげることが大切です。

2009年9月17日 (木)

突発性の浮腫について

浮腫(むくみ)は、血液中の水分が血管の外に出てたまった状態ですが、これらの水分は重力の影響を受けますから、立っている場合には、まず両足がむくみます。

むくみ(浮腫)は、さまざまな原因、腎臓や肝臓の障害、心不全、そのほか内分泌代謝系の異常など、から生じます。

しかし、むくみ(浮腫)のなかには、このような原因となる病気がないにもかかわらず、生じるものがあります。それが「特発性浮腫(とくはつせいふしゅ)」です。

特発性浮腫は、比較的中年の女性に多く見られます。
原因は定かではありませが、起立時にレニンーアルドステロン系が過剰反応を起こすことが原因ではないかとも考えられます。

長く立っていると両足にむくみ(浮腫)が生じ、横になって安静にしているむくみ(浮腫)が消えます。 もともと低血圧がある人や、ホルモンバランスが乱れている人に生じることが多いようです。

そのため低血圧があれば、血圧を上げる薬(昇圧剤)を用いることもあります。

その他、基本的には、水分や塩分の過剰摂取をひかえることが大切です。 また立った姿勢での作業を出来る限り少なくすることも効果が期待できます。

利尿薬を用いることもありますが、心理的な要因が関与していると考えられる場合には、精神安定剤や鎮静薬の服用を試みることもあります。

ただし、身体の水分量は毎日変動しますから、体重管理をしっかりして、1キログラム以内の増減ならば、正常範囲内であると考えていいでしょう。

それ以上の増加がある場合には、思いもかけない病気の兆候かもしれませんので、早めに医師の診断を受けましょう。

2009年9月15日 (火)

静脈瘤の症状と対処方法

静脈瘤(じょうみゃくりゅう)は、比較的女性に多く見られる病気で、30~40代に集中しています。日本でも最近は特に、まれな病気ではなくなってきています。

労働環境や生活環境、食事が影響していると思われ、欧米諸国に多く、アフリカ諸国では少ない傾向があります。

静脈瘤は、静脈の一部が異常に膨れ上がり、曲がりくねって、瘤(こぶ)のように皮膚から盛り上げる病気です。主に足の静脈に生じ、これを「下肢静脈瘤(かしじょうみゃくりゅう)」と呼びます。

しかし、足に限らず、腕や食道、おなかの表面、さらには肛門の周辺の静脈にできることもあります。

下肢静脈瘤は、理容師、美容師、歯科医、調理師、ウェイトレスといった、長時間立ったまま仕事をすることが多い人に多く発生する傾向があります。

放っておくと確実に悪化しますし、回復がいっそう困難になりますので、早めに循環器科や外科を受診し、治療を受けることが大切です。

症状としては、静脈が浮きでて、むくみ(浮腫)があるという他に、軽いうちは足がだるい、重い、疲れやすい、つっぱる、かゆいといった感じがあります。かゆいところをかきむしったために皮膚炎を起こすことがあります。

また静脈瘤が血栓性静脈炎を起こしたりすると、発熱や痛みを伴うなどの炎症反応がみられることもあります。このような炎症は決してまれなことではありませんから、注意が必要です。

病気が進行すると、静脈から血液が漏れて皮膚の一部が褐色になることがあります。そしてその部分にそって湿疹が現れ、悪化すると潰瘍を起こすこともあるため、早めの対処が必要です。

2009年9月14日 (月)

むくみと立ち仕事

仕事中、立ち仕事が多い人に、静脈瘤(じょうみゃくりゅう)が、特に足の静脈瘤が発生しやすいという報告があります。これを下肢静脈瘤と呼びます。

たとえば、ウェイトレスや調理師、歯科医、理容師、美容師などの職業に就き、長時間立ったままの姿勢で仕事をしている人たちです。

これらの職業の人たちは、(仕事中は仕方がないとしても)休憩時間には、足を高く上げ、足の静脈に血液がたまらないようにすることが有効です。

特に夕方になると、足の静脈に血液がたまり、むくみ(浮腫)が出てきますから、夕方には足をマッサージするようにしてみてはどうでしょう。

その他、仕事中でも足の血液の流れをよくするために、なるべく動くようにします。同じところにじっと立っているのがもっともいけないようです。

その他、ストッキングなどを利用するという方法もあります。伸び縮みをする包帯を足の指先から膝あたりまで巻く、弾力性のあるストッキングをはく、などの対策です。これらは一般の薬局で入手できます。

静脈瘤は、放置しておくと確実に悪化します。回復も困難になりますので、早めになんらかの対策を取ることが必要です。以上のような方法を行っても症状がまったく改善しない場合は、もはや手術をしない限り、仕事に従事することが難しくなるでしょう。

静脈瘤が悪化し、血栓性静脈炎や色素沈着、下腿潰瘍といった合併症を引き起こすことは決してまれではないのです。

特に静脈瘤から出血した場合には、足を心臓よりも高くして寝ているとたいていの場合は出血が止まります。しかし感染の危険がありますので、医師の手当てを受けてください。

2009年9月13日 (日)

ビタミン不足にならないための対策

ビタミンやミネラルは、微量ですが、身体のなかで重要な働きをしています。

栄養が偏った食事をしていると、これらの栄養素が不足して、むくみ(浮腫)や、動悸、疲労感といった症状が生じます。

完全に不足していなくても、やや不足しているだけでも自覚症状が出やすいのです。これが潜在的欠乏状態です。

ビタミン欠乏症で起きるむくみ(浮腫)の特徴は、体位に関係なく、全身のあちこちにむくみ(浮腫)が生じることです。

現在、わかっているビタミンやミネラルの種類は、40~50種類です。 そのどれもが健康で、円滑な生活を送るのに重要で、欠かすことができません。

ビタミンもミネラルも体内で作ることができないため、(一部を除き)食事で摂るしかありません。

薬で摂取することも不可能ではありませんが、日常の食べ物のなかから摂るにこしたことはありません(まだ、判明していない微量の栄養素もいっしょにとれますし、何よりも安価です!)。

また、ある種のビタミンは過剰症があります。 不足も問題なのですが、過剰になってもいけないのです。

普段の食事のなかでとっていれば、過剰となることはまず考えにくいです。

難しく考えなくても、日頃の食事にちょっとした工夫と改善を加えるだけでOKなので、さっそく今日からはじめてみましょう!

まず、緑黄色野菜を食べましょう。そして、甘い物を控えましょう。                                    そして、できるだけ乳製品をとるようにして、インスタント食品は控えめにしましょう。

最後に、お酒のおつまみを工夫しましょう。

2009年9月10日 (木)

ビタミンが不足している人とは

カロリーはしっかり摂っている(摂りすぎている)のに、微妙なビタミンやミネラルが不足し、むくみ(浮腫)や疲労感、集中力の不足、といった不快症状に悩む方が増えています。

完全に不足している人、あるいは不足予備軍にある人とはどのような人でしょうか?

特に、危険信号が出ているのは下記のような人です。該当する方は、要注意です!

1.外食の多い人

カレーライス、うな丼、牛丼、ハンバーガー、などは、人気の外食メニューですが、これらのメニューは、カロリーが高いにもかかわらず、ミネラルやビタミンは不足しています。

外食する際には、できるだけ「焼き魚定食」「さしみ定食」といった定食物にすると、バランスがとれた食事に一歩近づけます。食後のデザートに野菜ジュースを飲むようにしてもいいのでは?

2.ストレスの多い人

ストレスが多いと、ビタミンCが不足しがちです。これは副腎皮質ホルモンの分泌が高まるためです。

また、神経を酷使すると、ビタミンB1が消費され、疲労感が高まります。これらを補う食事が必要です。ビタミンCは果物や野菜に、ビタミンB群は穀類に多く含まれています。

3.ダイエットをしている人

ダイエットをしている人は、全般に栄養素が不足します。特に、ご飯や麺類、パンといった穀物を制限している人は、ビタミンB群の不足を招きます。

また、油を控えすぎると、脂溶性ビタミンであるビタミンA、D、E、Kの吸収が悪くなり、不足を招きます。

肉類を制限すると、たんぱく質が不足するだけでなく、鉄やカルシウムも不足し、貧血や骨粗しょう症の原因になります。

2009年9月 9日 (水)

ネフローゼ症候群の自覚症状について

ネフローゼ症候群は、たんぱく尿が出て、血液中のたんぱく質が不足する病気です。

ネフローゼ症候群は、成人ネフローゼ症候群と、小児ネフローゼ症候群に大別され、いずれもむくみ(浮腫)が重要な診断基準となります。

ネフローゼ症候群の3大症状は以下の3つです:
1.たんぱく尿
2.むくみ(浮腫)
3.高脂血症

全身にむくみ(浮腫)が生じると、胸水や腹水、陰部水腫(いんぶすいしゅ)といった症状が出ます。そしてむくみ(浮腫)が今度は、悪心(おしん)、嘔吐、下痢、腹部膨張感、腹痛、呼吸困難を招くことになります。

その他、血圧の低下、顔面の蒼白、頻脈、冷や汗といった症状もあります。尿の変化も重要です。

以下に、自覚症状としてわかりやすいものをあげます。

●ネフローゼ症候群の主な自覚症状

顔や足がむくむ
・夕方になると靴がきつくなったり、指輪がきつくなったりする。
・体重が増加する(多少の変動は誰でもあるものです。毎日、同じ時間に体重をはかり、1キログラム内での増減ならば正常範囲です。それ以上の場合は要注意です)。
・足を押すと、皮膚が元にもどりにくく、押したあと(圧痕)が残る。

尿の変化
・尿の量が減る。
・尿のあわ立ちが著しい。
・尿の色が濃くなったり、白っぽくなる。

全身の倦怠感、疲れやすさ
・めまい

息切れ、咳
・身体を横にすると咳が出たり、呼吸が苦しくなる(胸水、腹水が疑われます)。

高血圧
・高血圧の症状が出ている場合は、すでに腎臓機能が低下している、進行している、疑いがあります。

2009年9月 8日 (火)

妊娠中のむくみを解消する食事

妊婦は、母体と胎児の両方に栄養を摂らなくてはなりませんから、責任重大です。妊産婦の栄養状態が悪いとおなかの赤ちゃんは充分に発育できません。

しかし、また栄養過多もさまざまな弊害をもたらし、糖尿病や妊娠中毒症、難産の原因となります。

大切なのは、たんぱく質やカルシウム、鉄分を充分に確保しつつ、エネルギーや塩分は控え、バランスの良い食事を心がけることです。

特に、塩分の摂りすぎは高血圧やむくみ(浮腫)を招く一因となりますので、他に問題がない健康な妊婦さんでも、1日10グラム以下に抑えるようにしましょう。

妊娠したからといって、特別な料理を用意しなければ、と難しく考えなくても、いつものお食事に少しプラスし、おなかの赤ちゃんの発育に必要なものを補うようにしてはどうでしょうか。

たとえば、普段朝食に納豆とご飯、お味噌汁をいただいていらっしゃる方なら、納豆にしらす干しを5g程度加えます。そうすることでカルシウムが補えますね。海苔を刻むだけでもミネラルを補えます。

また、昼食は軽くスパゲティで、という方は、サラダを追加してはどうでしょう。それもレタスやキャベツといった淡色野菜ばかりのサラダではなく、ブロッコリーや人参がたっぷり入った緑黄色野菜のサラダです。

生よりも温野菜にするとかさが減って食べやすくなります。サラダが無理なら、野菜ジュースをデザート代わりにいかがでしょう? 

夕食は、焼き魚もいいですが、魚をホイル焼きにし、玉ねぎや人参、しいたけ類をスライスしたものをいっしょにホイルに包みます。このときとろけるタイプのチーズを加えてはどうでしょう。

魚のたんぱく質に、野菜類と乳製品が加わり、メインのお料理だけでもずいぶんと栄養のバランスが取れますし、塩焼きにした場合よりも塩分を控えることができます。

食べるのがつらいこともあるでしょうが、ちょっとした工夫で楽しく栄養を補えるといいですね。

2009年9月 7日 (月)

漢方医学の考えるむくみについて

漢方医学では、「気・血・水」という3つの観点から、身体のどの機能が病気に犯されているかを考えます。

たとえば、漢方医学の観点から「のぼせ」や「めまい」「頭痛」といった症状を考えると、それは「気」という目に見えないエネルギーの流れが身体内でとどこっているからである、ということになります。

そのため気の流れを正常にもどすことが治療となり、順気剤を用います。

「頭重感」や「手足のしびれ」「月経異常」は、「血」のとどこおりです。

漢方医学でいう、「血」とは、血液とホルモンです。血が滞った状態が「お血」です。駆お血剤が用いられます。

一方、「むくみ(浮腫)」「呼吸困難」「尿の異常」といった水分代謝の不調は、「水」の滞りです。漢方医学における水とは、体液のことです。

水毒は、体液が身体の一部に偏り、水分がうまく代謝できなくなった状態です。利水剤という漢方薬群が用いられます。

具体的に、むくみ(浮腫)についてどのような漢方薬が使われるかは、その人それぞれによって異なります。

一般的にですが、たとえば、肝炎のむくみ(浮腫)の場合、体力が普通程度にある人には「インチゴレイサン」や「サイレイトウ」が処方されます。

慢性関節リウマチの場合のむくみ(浮腫)は、肥満傾向のある人の場合、「ボウイオウギトウ」が用いられます。

体力が中程度の人に用いられる「ソケイカツエツトウ」は、利水・駆お血剤が配合されており、血と水の流れを良くする作用があります。

2009年9月 6日 (日)

むくみ解消にはビタミンB1

むくみ(浮腫)に関係の深いビタミンは、ビタミンB1ですが、ビタミンB1は、炭水化物の代謝に関係します。

適度な食欲、正常な神経系の維持に関係があり、欠乏すると、むくみ(浮腫)のほか、食欲不振、消化不良がおきます。

さらに不足が進むと、脚気(かっけ)、心肥大、多発性神経炎を起こす危険があります。

ビタミンやミネラルは、たんぱく質や糖質、脂質と比較すると微量栄養素ですが、微量ながらも不足するとたちまち自覚症状が現れます。

また過剰に摂取しても弊害が生じることから、過不足なく摂取する必要があります。

サプリメントなどでの摂取や補給も可能ですが、やはり日常の食事から摂るにこしたことはありませんし、そのほうがずっと安価でしょう。

ビタミンB1を多く含む食品は、強化米です。100グラムあたりに125ミリグラム含まれ、一食あたりでは、1.25ミリグラムとなります。

その他、豚肉に多く含まれていることでも知られています。うなぎも多いですし、ゴマや落花生などにも含まれています。

1日の必要所要量は、成人男子0.7~1.0ミリグラム。成人女子は、0.6~0.8ミリグラムです。摂取エネルギー1000キロカロリーに対して0.33ミリグラムとされます。

では具体的にどのように食事に取り入れるといいのでしょうか。

たとえば、ひとり分の豚肉のソテーを作る場合、豚もも肉は80g程度用います。

豚もも肉は、1食あたり80gに1.04ミリグラムのビタミンB1を含んでいますから、この1食で一日分の必要所要量をまかなえるというわけになります。

難しく考えず、無理のないように続けることが大切ですね。